腕を太く見せたいと思っている人で結構勘違いをしている人が多いのが、上腕二頭筋だけを鍛えて上腕三頭筋をあまり鍛えていないという人です。

特に筋トレ初心者の人の場合だと上腕三頭筋を鍛えないでずっと上腕二頭筋を鍛えている人がいます。

たしかに力こぶを出すためには上腕二頭筋を鍛えないといけませんが、腕全体を鍛えようと思ったら上腕三頭筋も同時に鍛えていかないと中々腕全体は太くなりません。

しかも上腕三頭筋はプレス系の種目を行うときに必ず使う筋肉です。

プレス系の筋トレというと胸などです。

ベンチプレスなど記録があまり上がらないという人は、胸の筋肉は勿論ですが上腕三頭筋などの筋肉が弱い場合があります。

そこで今回は腕を太く見せるためには上腕三頭筋を鍛えるべき理由について書いていきます。

  

上腕三頭筋の構造

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上腕三頭筋の筋肉は、上腕二頭筋の裏側にある筋肉になります。

上腕三頭筋という筋肉の名前だけに上腕三頭筋は3つの筋肉で成り立っています。(1つの長頭と2つの短頭)

・上腕三頭筋内側頭

・上腕三頭筋外側頭

・上腕三頭筋長頭

この3つで構成されています。

上腕三頭筋長頭は腕の肘に近い筋肉で上腕三頭筋の中では一番大きな筋肉になります。

そして体の外側に近い部分を上腕三頭筋外側といい、肘の内側にあるのが上腕三頭筋内側頭になります。

これらの3つの筋肉が集まって上腕三頭筋といいます。

上腕三頭筋がいまいちわからないという人は、肘を伸ばして力こぶの裏側を触ってみてください。

硬くなっているのがわかると思います。その硬くなっている部分が上腕三頭筋です。

上腕三頭筋を鍛えるべき理由

まず上腕三頭筋の腕の3分の2を占めている筋肉になります。

3分の2なので上腕二頭筋なんかよりも大きい筋肉になります。

ちなみに「二の腕がたるんでいる」なんて言葉を女性からよく聞きますが、この二の腕のたるみは上腕三頭筋を鍛えることで改善されます。

上腕三頭筋を鍛えることで後ろから見た時の見た目もかなり変わってきます。

上腕三頭筋が鍛えている人といない人では大きな違いでてきます。それくらい見た目も変わってきます。

上腕三頭筋は胸の筋トレや肩の筋トレでも使われています。

特に先程もいいましたが、プッシュ系やプレス系の筋トレの種目では上腕三頭筋を使うことが多いです。

胸ならベンチプレスや腕立て伏せ、肩ならショルダープレスなどでも上腕三頭筋を使っています。

なのでもし上腕三頭筋を鍛えるのであれば、これらの種目を行なったあとに鍛えるとより効率よく鍛えることができるでしょう。

あくまで胸の日に上腕三頭筋を鍛えるのであれば胸の大きな筋肉を鍛えてから行うようにしてください。

上腕三頭筋が疲れた状態でベンチプレスなどを行なっても、本気が出せなくなってしまうので。

上腕三頭筋は最後の方の種目に持ってくることをオススメします。

別の日に上腕三頭筋だけ鍛えるなら、それでもいいです。

上腕三頭筋のオススメの種目

上腕三頭筋を鍛えるオススメの種目ですが、そんなに何種類も行うことはないと僕は思っています。

ダンベルが家にあるのであればダンベルフレンチプレストライセプス・キックバックなどがオススメです。

ダンベルがないのであればリバース・プッシュアップなどがオススメです。

普通の腕立て伏せやディップスなどを行なってからこのリバース・プッシュアップを行うとより効果がでるでしょう。

またジムなどで、上腕三頭筋を鍛えるプレスダウンなどの器具があればそれちらを活用しもいいでしょう。

ダンベルフレンチプレスとリバース・プッシュアップに関してはこちらの記事を参考にしてください。

参考記事

自宅トレで簡単にできる三頭筋の種目・リバース・プッシュアップ

上腕三頭筋効鍛えるダンベルフレンチプレスのやり方と注意点

まとめ

上腕三頭筋って腕を鍛えるには欠かせない大事な筋肉です。

どうしても腕を鍛えるというと力こぶだけだったり、前腕だけだったりと上腕三頭筋を鍛えていない人も多くいます。

しかし、腕全体を太くしたいのであれば絶対に上腕三頭筋は鍛えるようにしてください。

勿論初心者の人で最初から上腕三頭筋や上腕二頭筋などの、腕の種目に時間をかけることはオススメしませんが、ある程度の筋力がついてきて腕も太くしたいと思ったら、どちらも同じくらい鍛えるべきです。

今回は上腕二頭筋よりも上腕三頭筋の方が大きな筋肉なんだってことをしっかりと覚えていってください。

では今回は腕を太く見せるには上腕三頭筋を鍛えるべき理由についてでした。