まだ本州では梅雨明けもしていないのに、気温が39度を超えた地域もあったみたいで、本当にここ近年は異常気象といってもいいくらい年々暑さが増していってるように感じます。

こんな暑い時に気をつけたいのが熱中症です。

特に高齢者の人は自分では大丈夫だと思っていても、いつの間にか熱中症になっていたなんてこともあります。

それに高齢者の人は若い人たちと違い、体温自体が低いので周りが暑くてもそこまで暑さが気にならない傾向があり、暑くてもエアコンも扇風機もつけない高齢者がいます。

しかし、実際にはそれで熱中症になって倒れている人がたくさんいます。高齢者の人ほど熱中症には注意してください。

そんな暑い時期には気をつけたい熱中症ですが、筋トレをしている人も熱中症には注意が必要です。

そこで今回は筋トレで熱中症にならないための予防と対策について書いていきます。

  

熱中症とは

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熱中症とは室温や外気温が高いところにいって、体内の水分やナトリウム(塩分)などが不足して、体温が調整できなくなって体温が上昇して、めまいや、吐き気、ダルさ、ヒドイ時は痙攣、そしてそのまま意識が無くなってしまうケースにもつながる怖い症状です。

特に熱中症は子どもや高齢者の人がなりやすいと言われていますが、外で運動している若い人や、普段から外仕事をしている人、あまり運動していなくて体力がない人なども熱中症にかかりやすいと言われています。

僕は中学〜高校と野球を行なってきたのですが、絶対に一人は熱中症にかかっていました。

今思えばあの炎天下の下で運動をしているのだから、いくら体力がある高校生でも熱中症になる子もいるのは当然だなと思います。

特に高校野球をやるグラウンドは恐らく他のところよりも5度くらい温度が高いので、40度を超えることも普通にあります。

そんなグラウンドの中で昔は根性をつけるためにと「水分補給」を中々させてもらえなかったということもあったので、今考えると本当に恐ろしいです。絶対に辞めてくださいね。あんなので根性とかつきませんから。

そんな怖い熱中症ですが、実はこの前のニュースで吹奏楽部の子が部活で筋トレをしてた際に何人かが熱中症になったというニュースがありました。

 
グラウンドで筋トレ 熱中症疑いで11人搬送 大阪市住吉区の中学校 – 産経WEST
グラウンドで筋トレ 熱中症疑いで11人搬送 大阪市住吉区の中学校 – 産経WEST

筋トレをいう言葉で思わず見てしまったのですが、しかも屋外で筋トレをしていて運ばれたとのことでした。

この時期に屋外で筋トレはダメでしょ

って普通に思いました。

それに吹奏楽って運動部じゃないですよね?ある程度は鍛えているかもしれませんが、他の運動部よりと比べればそこまで鍛えられているイメージはありません。

そんな子たちにこの猛暑の中、屋外で筋トレをさせたらどうなるか普通考えたら、熱中症になるくらいはわかると思うのですが、本当に気をつけて欲しいです。

校長先生も

「想像以上の暑さで連鎖的に体調不良を訴える生徒が出た。管理態勢の強化を徹底したい」

と言っていましたが、想像以上に暑さってただの言い訳にしか僕には聞こえませんでした。

本当にこの辺はしっかりとしてほしいと常々思います。

筋トレと熱中症の対策

この真夏の暑い時期に先程熱中症のニュースになった「屋外で筋トレ」は絶対に危険なので辞めましょう。

もしどうしても屋外でした筋トレができないのであれば、「早朝や夕方か夜」にやるようにしましょう。

間違っても午後の2時とか3時とかにはやらないようにしてください。救急車が増えるだけです。

早朝や夕方であれば日中よりは日差しや気温もマシです。どうしても屋外で筋トレを行うのであれば、その時間帯にやることをオススメします。

ただし、真夏になると早朝でも夕方などでも気温が高い場合があります。そんな時は無理をしないで屋外での筋トレは避けましょう。

あと屋内で筋トレでも気をつけないといけないことがあります。

例えば、ジムや自宅で部屋にエアコンなどがある場合は温度調整がきくのでいいですが、学校などにあるトレーニング室の場合だとエアコンなどがついていない場合があり、最悪の場合外の気温よりも室内の気温の方が高くなってしまうことがあります。

それにトレーニング室自体が狭くて、人数が多くいると熱がこもりやすくなります

そんな場合はやはり早朝などに行うことをオススメします。

早朝の場合はまだ室内の温度も上昇してないはずなので日中や夕方にやるよりは気温が低いはずです。

一度室内が暑くなってしまうとそこから、室温が下がることってほとんどないので、できれば早朝などに行なったほうがいいです。

暑い時期に筋トレを行う場合は行う時間帯などにも気をつけて熱中症の予防をしましょう。

その他の熱中症の対策

その他にはやはり「こまめな水分補給と塩分補給」が大事です。

いつもニュースなどでも注意しているので自分ではわかっているつもりだけど、中々実行できていない人が多いです。そしていつの間にか熱中症になってしまっているパターンがほとんどです。

昨日の39度があった日にニュースで学校帰りの顔が真っ赤な小学生にインタビューしている光景があったのですが、そこでアナウンサーの人が

なんで顔が赤いのかな?暑いせいかな?しっかりと水分補給している?」と子どもに聞くと

水筒の中が空っぽになっちゃったから水分補給できない」と言っているインタビュー光景がありました。

僕はその時思わず「えっ?水がないから水分補給できないの?まずくない?」と思わず思いました。

これはもうあと少しで熱中症になる危険があります。

というか熱中症にならなかったのが奇跡かもしれません。それくらい危ない状態でした。

学校から出るときはあったかもしれませんが、それでもあの暑さの中水分補給ができない状態というのは非常に危険です。

学校のほうでもその辺りは、しっかりと対策をしていかないと、必ず下校中に熱中症になる子どもが増えます。

暑い日は余計水を持たせてあげるなどの対策はしっかりとしてほしいと思います。

それと当時にしっかりと塩分補給もするように対策することも大事です。

汗でほとんど塩分はでてしまうので、水だけではダメです。ちなみにこれは子どもだけではなく筋トレを行なっている人にも言えることです。

夏場の筋トレ中はいつも以上に汗をかきます。

恐らく筋トレをしてる人は水が大事だということがわかっているので、なにかしらの飲料水は持って来ていると思いますが、その飲料水にナトリウムなどの塩分が含まれていればいいのですが、もし水だけの場合だと少し危険なのです。

できればナトリウムが入っている飲料水か塩などを一緒に摂取するようにしてください。

まとめ

僕もたまに筋トレを行なっていて、ダルくなったり、少しクラクラする時があります。そんな時は思い切って筋トレを辞めることもあります。

少し休めば落ち着くかもしれませんが、体調がすぐれないまま行なっても集中できないのでそんな時は辞めます。

筋トレを行なっている時って本気になって行なっているので、少し周りが目にはいらない場合があるんですよね。

そうするといつの間にか水分補給を忘れてしまったりすることもあります。集中することは筋トレでは大事なのですが、水分補給を忘れて熱中症になってそれで倒れてしまっては意味がありませんからね。

たまにホームトレーニングをしている人で電気代が勿体ないからエアコンなどをつけないで筋トレをしている人がいますが、熱中症で倒れて入院して通院したりすることになったら、電気代よりも高く付きますよね?

だったら熱中症にならないようにすることの方が大事かなって思います。注意してください。

ではこれからの暑い時期は熱中症にならないようになるべく気をつけながら筋トレを行なって行きましょう。では今回はこれで^^