僕は精神論や根性論というと、昔テレビや漫画でやっていた、巨人の星という野球漫画を思い出すのですが(全然世代ではありませんが、借りてきて見ていました)あれこそが精神論や根性論だと思います。
巨人の星を見たことがない人は、わからないかもしれませんが、機会があれば一度、漫画でもアニメでもいいので見てみてください。
そんな精神論や根性論ですが、主にスポーツの世界において使われることが多いです。
僕も中学や高校時代はよく
「根性が足りない」
なんて言葉を言われたものです。
知らん。
って当時は思っていましたが。
そこで、今回は筋トレに精神論や根性論などの思考は必要なのかどうかについて、少し書いていきます。
精神論と根性論とは
精神論と根性論をそれぞれWikipediaで見てみると
精神論(せいしんろん)とは、人間の精神力が、物質的な劣勢を、跳ね返せるとの立場を指す。
根性論(こんじょうろん)とは、苦難に屈しない精神=根性があれば、どんな問題でも解決できる・またはどんな目標にも到達できるとする精神論の一つ。
と書いてあります。精神論の中の一つに根性論があるといった感じです。
もう少し具体的に話すと、精神論とは
「頑張ればできる」
「みんなでやればできる」
「お祈りすればできる」
などといったデータなどに基づいていない思考のこといいます。
根性論も同じようなもので
「あと何回やれば必ずできる」
「死ぬ気でやれば成功する」
「途中で辞めたら意味がない」
というような感じで使ったりするのが根性論です。
恐らく人間生きていれば、一度くらいはこのようなことを、言われた経験があると思います。
特に何かのスポーツを行なっていたり、体育会系の職場などの場合は、このような精神論や根性論がでる場合が多いです。
僕は、この精神論や根性論は悪いことだとは思いませんが、行き過ぎた精神論や根性論などの思考というのはよくないと思っています。
それは、根性や努力なども一つの才能だと思っているからです。
人間の性格や能力というのは人によって大きく違います。
得意なことがあれば不得意なことがあって当然です。
それを全員同じように精神論や根性論で説く人がいますが、それでは伸びる人もいますが伸びない人もでてきます。
ある人にとっては、物凄く精神論や根性論がプラスになることもあれば、それがかえってマイナスになってしまう人もいるということです。
バスケット漫画で有名なスラムダンクの中でも、陵南高校の福田が実は繊細な心の持ち主だったのに、行き過ぎた精神論や根性論で育ててしまっために、田岡監督に暴力を振るってしまったシーンがあるのですが、これはまさしく行き過ぎた精神論や根性論がマイナスになってしまったパターンです。
精神論や根性論が必要なときもありますが、行き過ぎるのもよくないということです。
筋トレに精神論や根性論は必要?
では筋トレには、精神論や根性論は必要なのかについてですが、行き過ぎた精神論や根性論はいらないと思います。
特に筋トレは無理をして行うものではありません。
筋トレに命をかけていて、毎年ボディビルなどの大会にでているなのであれば、それを乗り越えるための精神力が必要になると思います。
しかし、そこまで求めていない人にとっては、そこまで精神力や根性というのは必要ありません。
根性が大事だからといって、がむしゃらに行なっても、しっかりとしたフォームで、おこなっていなければ意味がないですし、筋トレで筋肉をつけるためには、筋トレは勿論のこと食事や休養なども大事になってきます。
どちらかというと、筋トレを継続するという思考をまずは身につけた方がいいと僕は思います。
結局筋トレってコツコツ継続した人が結果がでるんですよね。
参考記事⇨ダイエットをするときの運動の決定版。これで成功間違いなし!
参考記事⇨筋トレを途中でやめてしまう理由と対策
もちろん、筋トレでも
「ラスト1回を本気でやる」
「限界まで追い込む」
というのは大事です。
でもそれ以上に、まずはいかに、筋トレを継続することができるのか、を考えて行ったほうがいいです。
未だに、トレーナーの中には自分が昔やっていた方法をそのまま教える人がいます。
「一回の筋トレで2〜3時間やれ」とか「とにかく高重量を扱え」とか。
間違ってはいないかもしれませんが、それで結局怪我をしたり、モチベーションが上がらなくなって、やる気がなくなって筋トレを継続することができなくなったら、なんの意味もないですよね?
参考記事⇨筋トレにはモチベーションが重要なわけ
そのやり方についていける人はやってもいいですが、それが全員できることではありません。
筋トレもやればやっただけ、自分の経験になるので、それを考えれば精神論や根性論も大事なのですが、あくまでも、根拠がない精神論や根性論には流されないようにすること、をオススメします。
根性=美学ではない
日本は他に国よりも「根性、根性」という意識が強いイメージがあります。
なぜだかわかりませんが、武士魂というかそんなのがあるからなんですかね?
根性=美学
みたいにおもっているスポーツマンの人も多いですからね。
特にスポ根で育ってきた人は。
でもそれをあなたの考えであり、今の若い人たちに通用するかというとしません。
そしてすぐに口癖のように
「今の若い人は根性ない」
といいますよね?
その言葉自体がどうなのかなって思います。
精神力や根性を鍛えれば確かに人は成長します。
でもその伝え方を全く昔と同じような伝え方をしても通じないのです。
今と昔の生活や環境って同じですか?
違いますよね?
昔はそこまで食事の重要性なども説かれていませんでしたし、
休養すること自体が悪いなんて言われていた時代です。
でも今は違いますよね?
その辺りをしっかりと説明しながら、精神論や根性論を語るのであればいいのですが、それを考えずに語るはどうかと思います。
まとめ
少し話しがそれてしまいましたが、筋トレも同じです。
昔と今では違います。
昔はあんなにマシンはなかったし、たくさんの種類のプロテインなどもありませんでした。
筋トレでもある程度の、精神論や根性論は必要かもしれませんが、それも人によって様々だということです。
特にトレーナーの人に、参考にしてもらえると嬉しいです。
そうすればもっと筋トレなどをやる人が増えると思いますので。では今回はこれで^^