スクワットが、下半身の筋トレの王道と呼ばれているのは、知っていると思います。
そんなスクワットですが、普段よくジムなどで、バーベルを後ろに乗せて行なっているのは、実はバックスクワットといいます。
そして、そのバーベルを前にもった状態で行う、スクワットのことをフロントスクワットといいます。
僕はこのフロントスクワットを、ジムで行なっている人は中々みませんが、以前は結構、フロントスクワットを取り入れていた人も多く、ハリウッドスターで元ミスター・オリンピア(世界最高峰のボディビル)である、アーノルド・シュワルツェネッガーが好んで行なっていた種目です。
初心者の人はまず、しっかりとバックスクワットを覚えることを優先してほしいですが、もし少し違うメニューで、大腿四頭筋を鍛えたい場合は参考にしてみてください。
では今回は、下半身トレであるフロントスクワットのやり方と注意点です。
フロントスクワットとは
フロントスクワットとは、バーベルを前に持ったスクワットのこといいます。
主に大腿四頭筋と大殿筋に効く種目となっています。
普段行なっているバーベルを、後ろに乗せた状態のスクワットはバックスクワットといいます。
一般的にはスクワットというとバックスクワットのことを指します。
参考記事⇨下半身トレの王道のスクワットのやり方
フロントスクワットを、初めて聞いたという人も中にはいるのでないでしょうか?
フロントスクワットを行なっている人は、どちらかいうと筋トレ上級者の人に多く、それくらいコツやフォームを、身に付けるのが難しい種目になっています。
なので、まず初心者の人は、バックスクワットでしっかりと基礎力を鍛えてから、フロントスクワットを行うことをオススメします。
では次にフロントスクワットのやり方と注意点です。
フロントスクワットのやり方
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1.肩幅程度に足を開く
2.バーベルを三角筋前部に乗せる
3.そのまま大腿四頭筋が床と平行になるまでしゃがむ
4.元の位置にもどす
1〜4の繰り返し。8〜12レップスを3〜4セット。
では次はフロントスクワットの注意点です。
フロントスクワットの注意点
フロントスクワットは、バーベルを前に持った状態で行う種目なので、バランスが取りづらい種目になっています。
なので、バックスクワットのように高重量を扱うというよりは、少し軽めの重量で行うことをオススメします。
バーベルを三角筋前部で支えるときですが、このときにしっかりと肘が下がらないようにしてください。
肘が下がった状態のまま行なってしまうと、自然と背中が丸まってしまいます。
肘は下げないようにして、そしてバーベルを握る幅もあまり広くしないようにしてください。
この時に少しやりづらい場合は、腕をクロスさせてバーベルを握ってもいいです。
どちらかというと、クロスアームグリップで行なった方が、バーベルを安定させやすいかもしれません。
そして次に、バーベルを三角筋前部に乗せて体勢が整ったらしゃがんでいきます。
このときしっかりと、上体をまっすぐにしたままの状態でしゃがんでください。
上体をまっすぐに維持できないということは、それだけ重量が重いということなので、その時は軽い重量にして行なってください。
無理は禁物です。
あと膝は内側に入らないように注意してください。
また、フロントスクワットは大腿四頭筋をより刺激する種目なので、股関節伸展ではなく膝関節伸展の種目になります。
なので、フロントスクワットを行う際はしっかりと、膝関節伸展に負荷がかかるように、かかとにプレートなどをはさんで行うことをオススメします。
まとめ
フロントスクワットはどちらかというと、筋トレ上級者向けかもしれません。
初心者の人が、フロントスクワットを行う場合はまず、自重でフォームをしっかりと身につけた方がいいでしょう。
そして焦らずに、軽い重量から行なっていくことをオススメします。
フロントスクワットはメインの種目というよりは、最後の仕上げで行う種目だと思っているので、バックスクワットを行なった後に、大腿四頭筋をより刺激するときなどに行うといいと思います。
様々な下半身のトレーニングがありますが、バックスクワットにしろフロントスクワットにしろ、最初のフォームを身につけることが大事です。
しっかりとしたフォームを身につけて、更に下半身を追い込んでいきましょう。
では今回はフロントスクワットのやり方と注意点についてでした。