よくスクワットなどを行なっていて、フルレンジ行うんだよなんて言葉を聞いたことがあると思います。
確かに筋トレの基本には、フルレンジで行なったほうが、より筋肉を刺激できると言われています。
しかし、それはどの種目でも当てはまることではないと僕は思っています。
そこで今回は筋トレをフルレンジで行うべきなのかどうかについて書いていきます。
フルレンジとは
まず筋トレで使うフルレンジとは可動域を全部使って行う筋トレのことを指します。
スクワットなら膝を最後まで曲げる、ベンチプレスなら胸までしっかりと下げることをフルレンジといいます。
これには賛否両論があり、しっかりとフルレンジで行なった方がいいという意見と、そこまでフルレンジに、こだわらないほうがいいという意見に分かれます。
僕が思うに、一番肝心なことは
「いかに関節に負担をかけないで、目的の筋肉に効かせることができるか」
が大事だと思っています。
例えばスクワットをフルレンジで行なった場合に、膝や足首が痛いのであればそれはもしかしたら関節に負担がかかっているのが原因かもしれません。
しかもあまり目的としている筋肉に効いていないことも考えられます。
そうなった場合その人にとってはスクワットをフルレンジで行うのではなく少しハーフスクワット気味に行なった方がいい場合もあります。
一概にすべての種目をフルレンジで行うことはないと思っています。
あくまで膝や関節に痛みがない状態で行うようにしましょう。
すべての種目に当てはまるわけではない
とりあえずすべての種目をある程度フルレンジで行なってみることは大事だと思います。
そのなかで必ず結果がでなかったり関節などが痛くなる時があります。
そんな時はフルレンジで行うのではなく、手前で止めてみるとか、負荷が逃げてしまう位置を確認してみるなどして工夫が必要です。
そしてもしフルレンジで行なって効果があり、
関節などが痛くないのであればフルレンジで行なっていったほうがいいし、
むしろ関節が痛くなったら直ぐに筋トレの方法見なおしたほうがいいと思います。
中にはフルレンジの種目が一種類もないという人もいます。
それでも筋肉が発達しているので、恐らくそのやり方がその人にはあっていたのだと思います。
フルレンジのまとめ
よく胸のトレーニングを行なっている人で、フルレンジで行うと肩が痛いという人がいます。
多分あれは胸まで下げることにより、肩に負担がかかり過ぎて関節を痛めてしまっているのが原因です。
要するに他の人のフルレンジがその人のフルレンジではないということです。
基本的なフルレンジのフォームというのがありますが、
それはあくまで基本的でもしそのフォームでしっかりと行なっていて、
関節がいたいのならその可動域が合わない可能性もあります。
基本のフォームを身につけることは大事ですが、
どれくらい可動域を広げたほうがいいかなどは、
自分なりに見つけていくしかないと思っています。
怪我だけは本当にしてほしくないので。では今回はこれで^^