脂肪といっても実は色により2つの細胞組織に分かれているのはしっているとは思います。
白色の脂肪細胞を「白色脂肪細胞」。少し赤色の脂肪細胞を「褐色脂肪細胞」という2つの脂肪細胞に分かれています。
実はそれぞれの脂肪細胞によって脂肪燃焼における効果も違ってきます。
そこで今回は白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞についてかいていきます。
増やしすぎはよくないの白色脂肪細胞とは
白色脂肪細胞とは、その名の通り「白い色の脂肪細胞を多く含んでいる脂肪」です。
この白色脂肪細胞はお主にお腹などに多くあります。
簡単に言えば肥満の原因である、内蔵脂肪や皮下脂肪などが、白色脂肪細胞ということになります。
「中性脂肪=白色脂肪細胞です。」
では、白色脂肪細胞は悪なのかというと、ある程度必要だから体に存在しているわけです。
確かに必要以上に白色脂肪細胞が、体内にあることはもちろん体に悪いことですが、逆になさすぎる場合は免疫力低下なのどにもつながります。
あくまで過剰な白色脂肪細胞を増やさないことを意識することが大事です。
そこで健康診断で中性脂肪値やBMI値が高いと言われている人は、明らかに白色脂肪細胞が多いので気をつけるとして、正常値もしくは少なすぎる人は減らす努力ではなく、増やさない努力をするようにしましょう。
白色脂肪細胞はないことに越したことはないですが、女性などはなさすぎると女性ホルモンなどにも影響がでてくるので、特に妊娠している人や妊活をしている女性は、過度の脂肪の制限はしないほうがいいでしょう。
褐色脂肪細胞とは
次に褐色脂肪細胞ですが、これは白色脂肪細胞は白い色の細胞ですが、褐色脂肪細胞は少し赤い色をしている脂肪細胞です。
なぜ赤色に見えるのかというと、褐色脂肪細胞の中にはエネルギーを生産する働きがある
「ミトコンドリア」
というタンパク質が多く存在しています。
そしてミトコンドリア内にチトクロームという物質があり、このチトクロームは鉄を多く含んでいるために色が赤色で、それでミトコンドリアも赤色となり褐色細胞が赤色に見えるというわけです。
ではなぜ褐色脂肪細胞がいい脂肪なのかというと、褐色脂肪細胞の中にはUCP1という熱を作り出してくれるタンパク質が多く含まれています。
そしてこのUCP1は脂肪をエネルギーに変えてくれるという素晴らしい働きをもっています。
自然と褐色脂肪細胞が多い人は脂肪をエネルギーに変えてくれるUCP1が多いので太りにくいと言われています。
褐色脂肪細胞が多くあるは肩甲骨、首、脇の下などに多くあります。
ただしそうとはいっても、元々褐色脂肪細胞自体は人間の脂肪細胞の1%くらいしかないと言われています。
しかも、褐色脂肪細胞を増やすということは、今の段階ではまだ有効な方法が見つかっていません。
今の段階では増やすことはむずかしいですが、活性化させることはできると言われているので、できるだけ褐色脂肪細胞がある場所を冷やしたり、肩甲骨をよく動かして血行をよくすることで活性化させることができると言われています。
今はそれくらいしかありませんが、これから先にもしかすると、褐色脂肪細胞を増やす方法がでてくる可能性もあるので期待です。
まとめ
今回は脂肪の種類について書きましたが、脂肪といっても人間にある程度必要だからあると先程もいいました。
あり過ぎは確かに動脈効果や心筋梗塞や糖尿病の原因にもなると、言われているので気をつけないといけません。
しかしそれは過度に脂肪がある人です。
よく体脂肪がない人は免疫力がなくなり風邪などを引きやすいと言われていますが、あれも実は脂肪がなさすぎるの原因です。
体重制限があったり、ボディビルダーのような人ならある程度脂肪をおとすことが必要になりますが、普通の人はそこまでやる必要はないでしょう。
では今回はこれで^^