皆さんはトレーニング中の身体の状態のチェックはどのようにして行っていますか。
一人でトレーニングしていると現在の状態や目標到達度を管理するのは困難で「なんとなくトレーニングをやっている」状態になりがちですよね。
そんな方には今話題のスマートウォッチがおすすめです。
とはいえ、決して安い買い物ではないスマートウォッチ。
どのメーカーの物を買ったらいいか迷いますよね。
そこでこの記事でそんなスマートウォッチからその機能を紹介し、ライフスタイルと機能から各メーカーの機能を比較していきたいと思います。
『スマートウォッチとはなんなのか?』
『スマートウォッチは簡単には何ができるのか?』
『スマートウォッチのメリットやデメリットはないのか』
などの基本的なことも紹介するので初めてスマートウォッチを購入するという方も参考にしてみてください。
目次
スマートウォッチとは体に身に着けてつかうウェアラブル端末
スマートウォッチは
「腕時計型の電子端末で体に身に着けてつかうウェアラブル端末」
の一つです。
首や腕、足などに身体に身につけて持ち運びができるガジェットのこと。
ウェアラブル型のものではメガネタイプのカメラなども有名ですがスマホとの連動の相性が良い為徐々に普及してきているデバイスの一つです。
スマホも持ち運びすることはできますがウェアラブル端末を勘違いしやすいですが、”身につけるものではない”ので少し定義が違います。
運動管理のパートナーとして最適
スマートウォッチは従来の腕時計よりも高機能でビジネスや日常生活での利便性を高めてくれます。
特に有効で注目されているのは日常の歩数計をはじめとした筋トレやスイミング、ランニングなどの運動管理に使える機能。
日常的にトレーニングや健康状態を数値管理している意識の高いトレーニーにはおすすめのデバイスです。
スマートウォッチを使う5つのメリット
そんな最近はCMなども増えてきたウェアラブル型のスマートウォッチですが、
気にはなっているけど本当に使いこなせるのか不安でなかなか踏み切れない人もいると思います。
ここではスマートウォッチを実際に購入した人の意見などをもとにスマートウォッチのメリットを紹介していきます。
スマホを出す回数が減る
スマートウォッチを買うことによってもたらされる大きなメリットの一つが『時間の節約』です。
『スマホ依存』という言葉があるほどの今の時代、私たちは1日の貴重な時間の多くをスマホを見ることに費やしています。
もちろん大事な連絡や情報収集などの時間も含まれていますので、スマホを見ることが自体が悪いわけではありません。
しかし、大量に来る通知等があるたびに鞄から無意識にスマホを取り出して確認している時間は累計するとかなりの時間になりますよね。
スマートウォッチを活用することで、鞄からスマホを取り出すことなく、スマホに来た通知を確認することができます。
大事なメールやLINEを見逃すこともありませんし、反対にそれほど大事ではない通知も手元で確認することができます。
このような機能があることによって1日でスマホを確認する時間を削減することができ、1日を賢く使うことができるようになるのです。
遠隔で操作ができる
スマートウォッチの魅力は単体の機能だけではなく、スマホやその他の周辺機器とのペアリングができるところ。
最近ではスマートウォッチとスマホのカメラを使い遠隔で操作できる「介護の見守りシステムが開発される」などその機能は日進月歩です。
このような機能はイメージしにくいとは思いますが、最も身近に感じるのは音楽です。
音楽もBluetoothで接続できる
皆さんの中にはランニングやトレーニング中に音楽を聞く際は、スマホをポケットやポーチに入れている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、このようなシチュエーションでは思いのほかスマホの重みや動きによる誤作動を感じて違和感を感じる方も実は多いんですよね。
ボクもスマートウォッチを購入するまでは毎回思っていましたから。
しかし、スマートウォッチを使えば、イヤホンをBluetoothでペアリングすることでトレーニングの際にスマホを持ち出す必要がなくなり、
トレーニング中の音楽を快適に楽しむことができます。
もちろんその間に重要な連絡があれば手元のスマートウォッチでも確認できる為、普段のトレーニングをより快適に行うことが可能です。
値段は思ったよりもお手ごろ
最新の技術が詰まったスマートウォッチ。なんだか値段が高そう…。と思っている人も少なくないはず。
確かに最新型のスマートウォッチは4~5万円以上するものもあり決して安い買い物とはいえません。
しかし、考えてみると一般的な社会人として恥ずかしくない時計を購入するとしても、
これと同等かもしくはそれ以上の金額の時計が必要になること人によってはあるのではないでしょうか?
スマートウォッチはTPO(時と場合)によって文字盤のデザインを自由に変えることができますし、
フォーマルな場面ではバンドを交換することができます。
多彩な機能が使えて、スポーツやビジネスを問わずデザインが変更できる時計が、
この価格帯で購入できると考えれば考え方によっては決して高すぎる買い物ともいえませんよね。
ただ、ブランド力があり時間しか見れない時計と機能満載のスマートウォッチを比較しても、
利便性で考えたら断然スマートウォッチの方がコスパはいいですから。
それを考えればスマートウォッチはそこまで高くない買い物だと言ってもいいでしょう。
トレーニングをする人には相性抜群
具体的な機能や便利アプリについてはこの後に解説していますが、現在のスマートウォッチが最も活躍する場が
- 筋トレ
- ランニング
- スイミング
などのトレーニングの場です。
電池切れなどのあるデメリットはありますが、スポーツの場では
- 心拍計機能
- GPS機能
- 目標管理機能
など多彩な機能を活かして活躍することは間違いないです。
ですので、 普段から数値をとっている意識の高いトレーニーにとっては最適なトレーニングツールの一つでしょう。
もちろん、トレーニング以外でも日常生活で起きるあらゆる『ムダ』が解決できる方法があることもスマートウォッチの魅力ですから。
ここで紹介した以外にも様々なアプリなどを使うことによってメリットをもっと増やすことができますよ。
スマートウォッチの2つのデメリット
普通の腕時計の何倍もの機能を兼ね備えるスマートウォッチですが、それゆえ利便性が良い部分と悪い部分があります。
まだまだ発展途上のスマートウォッチですからこれらの問題は徐々に解決していくかもしれませんが、購入を検討しているのであれば絶対に把握しておくべきポイントです。
スマホが必要で操作性が悪い
前提として『スマホが絶対に必要』と言われればそうではありません。
スマホがない場合でもスマートウォッチ単体で通信サービスに加入できるセルラータイプのものもあります。
しかしそのようなタイプは契約がある為、月の通信料が携帯電話と別にかかります。
また、スマートウォッチでもメールの返信などの操作ができますが、文字盤のスペースが限られており文字を打つツールとして操作性が良いとはいえません。
音声認識をすることもできますが、時計に向かって話をしている姿を周りの人に見られるのもまだまだ今の日本では少し恥ずかしいですよね。
あくまで他の機器とのペアリング、発信ツールというよりも受信の部分で最大のメリットを発揮するスマートウォッチですから、
現実問題はスマホを購入していることが最低条件と言ってもいいでしょう。
電池切れがある(スマホ側にもしかり)
個人的にはスマートウォッチのデメリットとして最も大きなデメリットはここではないかと。
発売当初からはバッテリー持ちが良くなったとはいえ一般的には長くて3、4日くらいの電池の持ちです。
アプリなどの使用量によってはこれ以上に少なくなるのでこまめに充電が必要になります。
また多くはスマホとBluetoothでペアリングして使うので、スマホ側のバッテリー残量との兼ね合いも注意が必要です。
携帯電話と同じく使用期間が長くなればバッテリーのもちも少しづつ低下していきますので購入前にそのあたりの確認も必要になってきます。
以上がスマートウォッチのメリットとデメリットです。
充電が切れると使えないことやスマホ無いと不便という部分はありますが、
それ以上にメリットの方が大きいので常日頃からトレーニングしている方は1つ持っていても損はしないはずですよ。
スマートウォッチで使えるトレーニングに便利な機能
まだまだ発展途上の技術で、生活系のアプリは使いにくいとの声も多いスマートウォッチですが、トレーニングや健康管理についての部分は非常に優秀です。
現在スマートウォッチを購入する人の多くがこれらトレーニング管理や健康管理を目当てに購入しています。
ここではそんな多彩な機能の中から最も基本的な機能をご紹介していきます。
心拍計をリアタイムに把握することができる
皆さんは『ダイエットに最も有効な有酸素運動の指標』をご存知ですか?
詳しくはこちらの記事でも解説しておりますが、
一般的には
「最大心拍数の60%(諸説あり)を計算式で求めてその心拍数での運動を継続することが有効」
と言われています。
質の高いトレーニングを行うにはこの心拍数の把握が非常に重要。
スマートウォッチのアプリをダウンロードすることでこの心拍数がリアルタイムに把握することができます。
その数値の正確性は胸に巻くタイプの心拍計とそん色なく正確性も高い為、この機能は最もトレーニングで活用することができます。
GPSによる機能
『Nike+』や『Runtastic』等のアプリを使用するとGPS機能を利用して
- どれくらいの距離をどのように走ったのか
- 消費カロリー
- 平均ペース
などの記録を残すことができます。
トレーニングの目標達成度や自分のペースなどを把握する為にこれらの情報がしっかりと記録されるのは非常に嬉しいポイントですよね。
スマホを持ち込みにくい場所でも使える
遠隔操作の部分でも紹介したようにトレーニング中に音楽を聴きたいタイプの方にとってはスマートウォッチは非常に便利です。
ジムの中やランニングにスマホを持っていくと邪魔になることもありますし、万が一落としたりしたら大変なことになります。
スマートウォッチとイヤホンをペアリングすることでこのような不安は解消されますし、
スポーツ用のものは耐水性も優れているので、プールの中などスマホを持ち込みにくい場所にも気軽に持ち込むことができます。
目標管理機能
上記で紹介した『Runtastic』などのアプリを用いて距離や消費カロリーの目標を設定してトレーニングを行うことができます。
多くのトレーニーはパートナーはおらず一人でトレーニングすることがほとんどですよね。
モチベーションの管理はトレーニングで最も難しいため、このような目標管理とデータの蓄積は自己効力感を上げる為に非常に重要になるはずです。
この後にご紹介する『AppleWatch』には毎日の活動量を3種類のリングが表示するアクティビティトラッカーという機能がついており、
目標を達成するとスマートウォッチから通知が来るなどユニークな機能も付いています。
このような機能を活用して毎日のトレーニングを有効に継続していくツールとして利用することも便利な点です。
スマートウォッチを選ぶ際の5つのポイント・注意点
現在様々なメーカーや価格帯から発売されているスマートウォッチ。
購入するにあたってどれを買うか迷ってしまいますよね。
そこでここではスマートウォッチを購入する基準について説明していきます。
まずはOSから。
OSとの互換性を確認
まずはお持ちのスマホのOSとの互換性を確認しましょう。
iosやandroid等スマートウォッチによって対応しているものが微妙に異なりますので、
製品情報を確認して間違いのないように注意してください。
購入したスマートウォッチが古いiosに対応していなかったということはよくあることですから。
バッテリーと充電時間
スマートウォッチを選ぶうえで最も重要な項目と言えるのが充電に関して。
製品情報での確認はもちろんですが、実際に使ってみると使用しているアプリや通信状況次第で実際は異なることもあります。
重要な項目だけに製品のレビューを見ていると、この充電の時間について言及されていることも多いので実際のユーザーの意見も参考にしてみましょう。
耐久性や耐水性はあるかどうか
特に屋外やプールでのトレーニングに使用することを想定している人は耐久性と耐水性について確認してみましょう。
ある程度の価格帯のスマートウォッチでは通常のトレーニングを想定した耐久性になっていることがほとんどです。
しかし、格安のスマートウォッチなどは後で後悔しないようにこのあたりの項目もしっかりと確認しておくことが重要です。
耐水性は10気圧防水、50気圧防水などの表記がされています。
一般的に10気圧防水からプールに入るのは大丈夫とされていますが、飛び込みや水泳など激しい種目には耐えられない可能性があります。
水泳に使うのであれば20気圧以上のものを使いたいところです。
デザイン性
スマートウォッチは文字盤の部分がディスプレイになるので、
- トレーニングに使いやすいデジタル表示
- ビジネスの場面で使いやすいアナログ表示
に任意に変更することができます。
スポーツのみで使用するのか、またベルトが交換できるのかもデザインを選ぶうえで重要な項目です。
普段の生活で身に着けていても違和感のないデザインを選びましょう。
スマートウォッチ特有の機能性があるか
トレーニングに使うのであれば
- 心拍計
- 万歩計
- GPS機能
などがついているスマートウォッチを選びましょう。
上記でご紹介した『AppleWatch』のアクティビティトラッカーのように、各スマートウォッチ特有の機能がついているものがあります。
それぞれのスマートウォッチに自分のライフスタイルやトレーニングにあった機能がついているのかをしっかりと確認するようにしてください。
おすすめのスマートウォッチを比較
それでは具体的に人気のスマートウォッチのそれぞれの機能や特徴を比較しておすすめのスマートウォッチを紹介していきます。
今回紹介するスマートウォッチは
- AppleWatchシリーズ
- SmartWatch3
- PRO TREK Smart WSD-F20
- HUAWEI FIT
この4つです。
まずは比較表を作りましたのでご覧になってください。
項目 | AppleWatch3 | SmartWatch3 SWR50 | PRO TREK Smart WSD-F20 | HUAWEI FIT |
---|---|---|---|---|
価格 | 39,744円~ | 27,000円~ | 55,080円~ | 13,393円~ |
バッテリー | 最大18時間 | 約48時間 | 約1日 | 約6日間 |
耐水性 | 50メートルの耐水 | IPX8の防水 | 5気圧防水 | 5気圧防水 |
デザイン性 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
機能 | ・GPS ・気圧高度計 ・心拍センサー ・加速度センサー ・ジャイロスコープ ・環境光センサー ・話せるSiri | ・GPS ・加速度センサー ・ジャイロセンサー ・磁気センサー ・光センサー | ・GPS ・GLONASS ・みちびき対応 ・圧力(気圧/高度)センサー ・加速度センサー ・ジャイロセンサー ・方位(磁気)センサー ・カラー 地図機能 | ・加速度センサー ・ジャイロセンサー ・CAPセンサー ・心拍センサー ・パーソナルランニングコーチ ・マルチスポーツモード ・睡眠状態のモニタリング ・デイリーアクティビティ・トラッキング |
カラー | ・シルバー ・ピンク ・グレイ ・ブラック ・ホワイト .etc | ・ブラック ・ライム ・メタルシルバー ・ピンク ・ホワイト | ・オレンジ ・ブラック ・ホワイト | ・オレンジ ・ブラック |
iphoneユーザのスマートウォッチなら『AppleWatch3』
もし使っているスマホがiphoneであればぜひ使ってほしいのがこのAppleWatch3ですね。
基本的な機能をすべて兼ね備えておりランニング、スイミング、トレイルランなど様々なスポーツで活躍します。
デザインもシンプルでTPOに合わせて使いこなすことができ、バンドのラインナップも豊富です。
Apple watch3はインテリジェントアクティビティトラッカーという独自のアクティビティ管理を採用していて、その日の活動量を
- 消費カロリー
- エクササイズ(早歩き以上の運動を30分以上)
- スタンド(立っている時間)
の3つの円に分けて管理してくれます。
その日の活動を達成するとAppleWatch3からの通知もありますから、トレーニングを行っていくうえで 最も難しいモチベーション管理をするうえで使いやすい機種になっています。
またAppleWatchはNIKE社とのコラボレーション物を販売していたりと選択肢の幅も広いです。
音楽を聞くならソニーモバイル『SmartWatch3 SWR50』
出典:http://www.sonymobile.co.jp
ソニーが販売しているスマートウォッチでこちらも人気の一本です。
シンプルなデザインの通常モデルと併せ、porterやA Bathing Apeなどのファッションブランドともコラボしておりデザインの幅も十分です。
もともとウォークマンを販売しているソニーですから、音楽面を聞くことに特化したモデルを探している人には特におすすめ。
通常のスマホとのリモートコントロール機能による音楽再生だけではなく、スマホから本体に直接ダウンロードすることもできるので重たいスマホを持ち出す必要がありません。
ワイヤレスイヤホンと組み合わせれば快適にスポーツと音楽を楽しむことができます。
ただし、これらの機能はスマートフォン『Experia』との互換機能であり、他のスマホを持っている人は機能が限られてきますので注意が必要です。
山登りにおすすめSmart Outdoor Watch「PRO TREK Smart WSD-F20」
PRO TREK Smart WSD-F20は、トレッキングやトレイルランニングなど『山』を主戦場にスポーツを楽しんでいる人に人気の1本。
国産の時計メーカー『CASIO』製の時計で耐久度も抜群。悪天候でもしっかりと使うことができます。
登山系のアプリと連動することで地図アプリによるルート把握、高度計などを活用することができます。
G-SHOCKを思わせるような少しごついデザインも好きな人にもおすすめですよ。
コスパ重視なら『HUAWEI FIT』
出典:https://consumer.huawei.com
主にトレーニングに使いたい、シンプルなデザインでもOK、そしてコストパフォーマンスを重視する方にはこのHUAWEI FITが非常におすすめです。
ここでご紹介したスマートウォッチが基本的に3万円以上するのに対し、HUAWEI FITの値段は1万円台前半と非常にコストパフォーマンスが高いです。
機能も充実しており特に有酸素運動に特化したデータ管理が特異な機種で
- トレーニングプランの管理
- 心拍数
- 最大酸素摂取量
などをモニタリングし、トレーニング中のアラームなど豊富です。
24時間の心拍数計測で生活リズムもモニタリングできるなど、スマートウォッチ初心者の導入編としては値段からみても十分な機能を持っている一本と言えるでしょう。
まとめ
スマートウォッチは様々なトレーニングと高相性であることが分かっていただけたと思います。
トレーニングに特化したいわゆる『活動量計』としての機能に特化したものもありますが、
スマホと連動して使えるスマートウォッチは普段使いの時計と併用して使えるという点でも優れたデバイスと言えるのではないでしょうか。
スマートウォッチを購入しようか迷っている方は、今回の記事を参考に是非ぴったりのスマートウォッチをセレクトしてみてください。
私個人としてはApple Watchを持っています。w