SIXPADはいわゆる微弱電流を用いて、筋肉を強制的にトレーニングさせるEMS(Electrical muscle stimulation)トレーニング器具。
同じようなEMS機器は過去にも様々な物がありましたが、最先端の技術を駆使したSIXPADはEMSトレーニング器具の頂点と言っても間違いありません。
そんなSIXPADは販売を開始した約2年ほど前から絶大な人気を誇っていますが、実は今回リニューアルし、新しい技術を取り入れて進化して帰ってきました。
この記事ではそんな新しいSIXPAD2について、どこが変わったのか、増えた商品ラインナップなどに付いて解説していきます!
目次
SIXPADは株式会社MTGが運営するEMS機器
株式会社MTGが運営するSIXPADは、EMS技術を用いたダイエット器具です。
SIXPADは今まで、AbsFitという腹筋専用EMS装置と、BodyFitという好きな場所へ装着できるEMS装置の2つのラインナップで今まで販売されていました。
しかし、今回SIXPADが新しくなり商品ラインナップもたくさん増えました。それについては下記で詳しく解説します。
そもそもEMSとはなにか、ご存知でしょうか?
EMSとはなにか
人間の筋肉というのは脳から電気信号を送ることで、それに反応するように筋収縮が起こりますよね。
これを外部から電気信号を送ることで、無理やり筋肉を動かそうというのがEMS装置です。
更にEMSの詳しい解説に関してはこちらの「EMSって簡単に痩せれるの?腹筋ベルトの効果の真相とは?」記事を参考にしてください。
この技術を応用し、SIXPADでは組み込まれたトレーニングプログラム通りに筋肉を無理やり動かして、トレーニングさせます。
もちろん、筋肉に重量という負荷がかかっていませんので、筋トレほどしっかりと効果があるかは疑問ですが、SIXPADによる研究結果によると通常の運動時に近い筋疲労の形を再現することが可能とのことです。
特にこのSIXPADは
- 持ち運べる
- どこでも使える
というコンセプトを大きく掲げていますので、忙しいけど通勤中の電車の中、テレビを見ながら、などなど、スキマ時間を用いて「勝手に筋肉をトレーニングさせる」ことに適したアイテムです。
新しいSIXPAD2の特徴とラインナップ
では、早速新しくなったSIXPADではなにが変わったのか、見ていきましょう。
まず驚きなのが、増えた商品ラインナップ!
古いSIXPADで取り扱われていたのは
- AbsFit
- BodyFit
の2商品でしたが、
今回新しくなったSIXPADでは8つの新しい商品が追加されました。
- ArmBelt
- LegBelt
- AbsBelt
- Tights
- High Waist Tights
- Arm
- Waist
- HMB Supplement
が追加されました。
特に上記のBelt系の商品の特徴は
- それぞれの部位に適した形をしている
- ジェルシート+マジックテープ式ベルトにより更に強力に装着できる
この2点です。
今までのAbsFitやBodyFitでは、ジェルシートを肌に粘着させているだけでしたので少々不安定でしたが、通勤中など外出先で動きながら使う場合にはこちらのBelt系商品が圧倒的におすすめです。
ArmBeltは上腕に付けるEMS
上腕に付けることを想定してデザインされた新しいEMSです。
鍛えることのできる部位は上腕二頭筋と上腕三頭筋です。二の腕のたるみなどが気になる人にはおすすめです。
LegBeltは脚、太もも専用
こちらは脚、太ももを鍛える専用の装置です。
パッド部分を前ももに当てれば大腿四頭筋が、後ろに当てればハムストリングスを鍛える事ができます
AbsBeltは脇腹もサポートしている。
特にAbsBeltは腹筋だけでなく側部の脇腹もサポートしていますので、体幹部のトータルコーディネートが可能になっています。
また、今までは汗をかいてしまうと剥がれてしまっていたものをベルトで強く固定することができます。
今回SIXPADが新しくなったことで興味を持たれた方はまず、このAbsBeltから始めてみるのがおすすめです!
ArmBelt | Legbelt | AbsBelt | |
---|---|---|---|
値段 | 22,800円 | 27,500円 | 39,800円* |
強度調節 | 20段階 | 20段階 | 20段階 |
電源 | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
アプリ連動 | ◯ | ◯ | ◯ |
部位 | 上腕 | 大腿 | お腹周り |
*S/M/Lサイズの場合
新しい商品”Training suits”
また、EMS機器ではないですが、トレーニング時の筋肉の活動レベルを高めてくれる着衣もあります。
- Tights
- High Waist Tights
- Arm
- Waist
これらの商品は「着るだけでトレーニングになる」ことをコンセプトとした商品で、伸びやすい生地と伸びにくい生地を適切な場所に配置させたことで、特定の動作で負荷がかかるようになっています。
例えば「Tights」の場合、タイツの前面が伸びにくい生地で作られているために、膝を曲げる、という運動で負荷がかかるようになっています。
さらにウエストまで繋がったタイツである「High Waist Tights」では、股関節の動きにも強く負荷がかかりますので、歩く、階段を登る、という日常の動きをトレーニングとすることが可能です。
ただし、過剰の期待はしない
ただ、この手の商品はSIXPAD以外にも多くのメーカーが作っていますが、結局のところ
- 負荷が弱すぎる
- 時間が経つと生地の圧迫がゆるくなってくる
などの問題が発生し、トレーニング器具としての効果は期待しにくいので、正直なところおすすめできません。
個人的に興味があるのは「Waist」ですね。
体幹部を圧迫させる事ができるので、筋トレのトレーニングベルトの簡易版として使えるのではないかと考えています。
ただ、実際のところはこれらスーツ系商品を買うのであれば、だんぜんAbsBeltの方がおすすめなので、気になる方は試すくらいでいいと思います。
サプリメント商品”HMB Supplement”
ついにSIXPADもHMBに手を出してきたか、という感じですね。
HMBをあまり知らないという人は、当サイトでも紹介してるので、参考までに。
「HMBは筋量アップ・運動時の筋損傷減の効果がある根拠となる研究論文の紹介」
ホームページでEMS装置を購入する際に「HMBも一緒に購入する」という選択肢があるぐらい強力におすすめしてきますので、実際のところ「良いサプリメント」なのかどうか調べてみました。
SIXPADのHMBサプリメントの特徴
まず、SIXPADのHMBサプリメントの特徴は以下の2点です。
- 水なしで摂取できるタブレットタイプ
- グルコース、ビタミンD入り
HMB含有量は1粒500mgで、1日3粒の摂取推奨で30日分入っていて30日分。
値段は約6,000円です。
OptimumNutritionのHMBサプリメントが1日1,500mg(500×3)の摂取で60日分、値段が約3,000円ですので、SIXPADは少々高めとなっております。
また、その他のHMBサプリと比較しても割高です。
もともとサプリメントメーカーではないので仕方がないとは思いますが、水なしで摂取できるタブレットというのは魅力的かもしれません。
トレーニンググッズと一括購入で安くなることもあり、結論としては「財布に余裕があるならアリ」ということにさせていただきます。
新しくなったAbsFitとBodyFitの変わったポイント
商品ラインナップが増えた事以外にも、もともと販売されていたAbsFit、BodyFitが新しくなったという嬉しいニュースもあります。
なにが変わったのか見ていきましょう。
電池式→充電式
これが一番大きい改善点ではないでしょうか。
もともと、日常的にあまり使わないボタン電池が採用されていました。
そして、電池の消費も激しいアイテムですので、頻繁に電池を取り替えなければいけませんでしたが、今回充電式になったということでより使いやすくなったのではないでしょうか。
5時間の充電で30回も使えるとのことですので、1ヶ月に1回の充電で十分使うことができます。
レベルが15段階→20段階
今までレベルは15段階で調度を調節できていましたが、今回のリニューアルで20段階に改善されました。
より、細かい強度設定ができるだけで強度が増したわけではありませんので注意が必要です。
IoTによる進化でアプリでコントロールできる
「モノのインターネット」と呼ばれるIoTは、物をインターネットに接続し、コントロールや分析ができる仕組み。
今回、SIXPADにIoTが導入されたことにより、スマフォアプリを用いてトレーニングをコントロール、分析することが可能になりました、
毎日の運動をスマフォに記録できるので、トレーニングのモチベーションも上がりますよね!
AbsFitとBodyFitの新旧を比較
AbsFitとBodyFitもリニューアルして、名前が
- AbsFit2
- BodyFit2
となりました。
大きく変わった部分は上記の3つですが、値段も一緒に比較してみました。
AbsFit | AbsFit2 | BodyFit | BodyFit2 | |
---|---|---|---|---|
値段 | 23,800円 | 25,800円 | 17,800円 | 19,800円 |
強度調節 | 15段階 | 20段階 | 15段階 | 20段階 |
電源 | ボタン電池 | 充電式 | ボタン電池 | 充電式 |
アプリ連動 | ☓ | ◯ | ☓ | ◯ |
部位 | 腹筋 | 腹筋 | 自由 | 自由 |
金額的には、以前のSIXPADのAbsFitとBodyFitの方が2,000円くらいは安いです。
しかし、その変わり上記で紹介した3つの特徴はついてこないので、この金額の差はしょうがないかなと思います。
どうしても安く済ませたい人は、旧型のSIXPADでもいいですが、たった2000円程度なら個人的には新型のSIXPAD2の方がおすすめです。
やはり、充電式でアプリが使えるって便利ですから。
SIXPADのおすすめの使い方
SIXPADは薄く、持ち運びが出来るように作られていますので、どんな時でも、どこにいても使うことが出来るのが魅力です。
メーカーは1日1回を推奨していますが、どのようなタイミングで使えばいいのか悩みどころですよね。
もちろん、スキマ時間にぱぱっと鍛えるというのがSIXPADのコンセプトなわけですが、可能であれば「運動前」に使用することをおすすめします。
運動というのは、通勤、帰宅時の徒歩などを含む、軽度の有酸素運動のことです。
本当にダイエットを目指すならば、SIXPADのみに頼らずしっかりと運動をすることでさらなる効果に期待できます。
有酸素運動前に、AbsFitやAbsBeltであらかじめ体幹部を刺激しておくと、ウィーキングのような簡単な運動でも腹筋に十分な刺激を与えることができます。
筋トレで言うところの予備疲労法ですね。
もちろん、有酸素運動だけでなくしっかりウエイトを使った無酸素運動(筋トレ)と組み合わせることも効果的ですが、筋トレをしっかりする時間があるならばそれのみで十分かもしれません。
なので、週に5回も筋トレにいける人はSIXPADに頼る必要はありません。
ただ、恐らくそんなに頻繁に筋トレにいける人は少ないと思うので、忙しい人はSIXPADを頼りましょう。
時間がない人がスキマ時間に簡単にトレーニングするためのアイテムとしては最強ですから。
SIXPADの使用上の注意
微弱電流を使ったEMS装置は間違った使い方をすると危険ですので、使用上の注意をよく読み使うようにしましょう。
- 心臓周辺での使用
- 水中、もしくは身体が濡れている時の使用
- 過度な負荷を与えること
- 妊娠中に使用すること
これらは特に危険ですので、絶対に行わないようにしてください。
購入時の注意点!絶対に公式サイトから!
SIXPADの購入は公式サイトより購入することがおすすめです。
というのも、SIXPADは過去にも模倣品が大量に出回ったことから、販売元をしっかり確認できない場合は騙されて模倣品を買ってしまう危険性があるのです。
模倣品は見た目などは完璧に一緒ですが、内容(性能や安全性)が異なります。
これは以前の型のSIXPADの商品ですが、ほとんど見た目ではわかりません。
EMS装置は素人がいじっては危険な装置ですので、身体の安全性を考えるのであれば間違いのない正規品を確実に手に入れる必要があります。
それに、模倣品を買ってしまうと保証が全く効かなくなってしまうので。
もし、公式サイト以外でAmazonなどで購入される場合は、販売元が「MTG(エムティージー)」となっていることを確認してください。
「MTG」という販売元でSIXPADを販売している場合もありますが、公式は「MTG(エムティージー)」ですので、模倣品を押し付けれられる場合があります。
十分に注意してください。
一番安全なのはやはり公式サイトなので、そちらから購入することを強くおすすめします。
まとめ
SIXPAD、いかがでしたでしょうか?
新しくなったことでより使いやすくなりました。
購入するならこのタイミングで間違いありませんので、ダイエットへの第一歩ということで購入を検討してみてはいかがでしょうか。