最近ダイエットサプリとして注目されている共役リノール酸(CLA)についてご存知でしょうか。

あまり馴染みのない成分ですが、この共役リノール酸は実は様々な健康効果が期待できる成分として注目されています。

この記事ではそんな健康成分の共役リノール酸について今回は紹介していこうと思います!

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共役リノール酸とは

共役リノール酸とは、反芻動物(はんすう)から発見された不飽和脂肪酸です。

ちなみに、反芻動物とはWikipediaで調べると

反芻(はんすう、rumination)は、ある種の哺乳類が行う食物の摂取方法。まず食物(通常は植物)を口で咀嚼し、反芻胃に送って部分的に消化した後、再び口に戻して咀嚼する、という過程を繰り返すことで食物を消化する。

Wikipediaより

このような動物のことを指します。

身近な動物で言えば

  • ウシ
  • ヤギ
  • ヒツジ
  • キリン
  • シカ 
  • ラクダ

などが反芻動物です。

そして、これらの動物の消化管内で微生物が生成しているのが共役リノール酸になります。

似たような脂肪酸に必須脂肪酸の一種であるリノール酸がありますが、共役リノール酸はリノール酸とは全く別の生理作用を持っています。

そのことから様々な研究が行われ、その結果脂肪燃焼に非常に効果的な成分であることからダイエットサプリの開発が進められてきました。

有名なダイエットサプリの成分を見るとこの共役リノール酸が入ってる場合が多いです。

ですが、共役リノール酸は脂肪燃焼効果だけでなく、実は他にも様々な健康効果があります。

そんな健康成分の共役リノール酸の詳しい効果について少し紹介しますね。

共役リノール酸の効果

共役リノール酸は脂肪燃焼効果が注目されサプリメントとして販売されていますが、他にも

  • 発がん抑制作用
  • 脂質代謝の改善
  • 体組織の変化
  • 骨形成の改善
  • 免疫機能への影響

などの効果に期待できます。

発がん抑制作用

共役リノール酸は牛肉を焼くことで含有量が増します。

牛肉は焼かれると発がん性物質が沢山発生するなかで、共役リノール酸は対照的な(発がん抑制)働きを持っていることが注目されました。

共役リノール酸は抗酸化作用があると言われてきたことから、それが発がん抑制効果をもたらしているのではないかと言われていましたが、共役リノール酸の抗酸化作用についてはまだまだ未確定です。

インターロイキンを始めとする免疫機能を活発にさせることが発がん抑制には影響しているようです。

脂質代謝の改善

皆さんがよくご存知である効果の一つで、脂質代謝を改善することで体脂肪燃焼や動脈硬化といった脂質による疾患の改善効果があります。

主に血中の悪玉コレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)値を下げる効果があります。

 体組織の変化

上記の脂質代謝の改善効果と合わせて、共役リノール酸は体組織を変化させる効果を持ちます。

具体的には体脂肪量を減らし、筋肉量を増やすというもので、これが注目されて共役リノール酸のダイエットサプリが人気です。

家畜飼料として共役リノール酸を混ぜることで脂身を減らし、赤身の肉を作る事ができる可能性が期待されているように、体脂肪を減らし筋肉を増やす共役リノール酸はダイエッターの強い味方です。

詳しい仕組みを見ていきましょう。

共役リノール酸のおもなダイエット作用は2つです

  • カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT)の活性
  • リポタンパク質リパーゼ活性の低下

この2つです

カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT)の活性

まず初めのCPT活性ですが、CPT活性はβ酸化の指標であり、これが活発になるということはβ酸化が活発になっているということです。

β酸化は脂肪酸(脂質)をエネルギーとして利用する際に活発になるエネルギー産生経路ですので、β酸化が活発になるということは脂質を燃焼してエネルギーを産み出していることと同じです。

ですので、共役リノール酸を摂取するとCPTが活発になり、脂質を燃焼しやすくなるというわけです。

リポタンパク質リパーゼ

続いてのリポタンパク質リパーゼですが、これは脂肪細胞内にトリグリセリド(中性脂肪)を蓄積させる働きを持っています。

共役リノール酸はこのリポタンパク質リパーゼの働きを抑制することから、脂肪細胞の増加を抑えることが出来るのです。

共役リノール酸はこの2つの作用があるので、ダイエットサプリとして注目されているわけです。

骨形成の改善

共役リノール酸は摂取すると一部骨へ取り込まれます。

PGE2の濃度が低下すると骨形成が促進されますが、共役リノール酸の働きによりPGE2の産生が抑制されるため、共役リノール酸を摂取することで骨形成を促進させることができます。

免疫機能への影響

体内に存在している免疫機能は外敵から身を守るために必要な機能ですが、これらが過剰に働くことにより炎症やアレルギー症状といったものが発現します。

共役リノール酸は体内のアレルギーを促進しやすい免疫機能を抑制することでアレルギー対策的な働きを持っています。

アレルギー対策をしながらもインターロイキンを始めとする様々な免疫機能を強化する役割を持ちます。

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共役リノール酸と筋トレ・ダイエット

このように共役リノール酸は本当に様々な生理作用を持っています。

しかし、共役リノール酸が注目されている理由はやはり、2番,3番で紹介した脂質の代謝でしょう。

筋トレと合わせることで脂肪燃焼効果はさらに改善される他、共役リノール酸は筋肉への栄養を取り込む働きもあります。

トレーニングと合わせて脂肪燃焼をさせるのであれば、トレーニング前の摂取をおすすめします。

カルニチンの記事でも紹介していますが、

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カルニチンと共役リノール酸は本当に相性のいい成分でので、トレーニング前に同時に摂取することで脂質をエネルギーとして利用しやすくなります。

共役リノール酸とプロテイン

上記で共役リノール酸には筋肉への栄養取り込み作用があることを紹介しました。

ダイエット中でなくとも共役リノール酸はプロテインと一緒に摂取することで有効活用することが出来ます。

トレーニング直後に共役リノール酸を、その後15分程度時間を置いてプロテインを摂取しましょう。

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副作用は過剰摂取しなければ大丈夫

基本的に共役リノール酸は、自然界に存在する成分なので副作用がでるということはほとんどありません。

ただし、健康成分だからと言って過剰に摂取してしまっては健康を損ねることがあるので、どんなサプリメントでもどの程度摂取が目安なのか確認するようにしましょう。

共役リノール酸が摂取できる食材と摂取量

共役リノール酸の1日の推奨摂取量は1,000~2,000mgと言われていますが、サプリメントとして摂取しない場合はほとんど推奨摂取量を達成することはできません。

それでも欠乏症などは確認されておらず、過剰症も同じです。

共役リノール酸は反芻動物の消化器官内に存在する微生物から作られるため、反芻動物の肉(牛肉、羊肉)などに含まれています。

他には乳製品ゴーヤ、少量ではありますが、植物油などにも含まれています。

しかし、このような食品から共役リノール酸の推奨摂取量を満たそうとすると、同時に大量の脂質を摂取することになってしまいます。

ダイエットのために共役リノール酸を摂取しているつもりが、逆に太ってしまう原因となりかねませんので、共役リノール酸はサプリメントとして摂取することをおすすめします。

おすすめサプリメント

おすすめの共役リノール酸サプリメントを紹介しますので、参考にしてみてください。

Now nutrition社-CLA 800 mg Softgels

柔らかいジェル状の錠剤で飲みやすい、非常にシンプルなCLAサプリメントです。

ベーシックに共役リノール酸の効果を体験してみていという人におすすめです。

Weider社-カルニチン&CLA

大手健康食品メーカーWeiderの共役リノール酸サプリメントですが、一緒に摂取することで効果を高めることが出来るカルニチンと配合されています。

脂肪燃焼を目的としている方におすすめです。

サプリメントでの注意点

サプリメントとして摂取する場合は推奨摂取量範囲内で、お好きなタイミングで摂取してください。

ただ、上記でも紹介した通り、運動と合わせるのであれば運動前に、可能であればカルニチンと共に摂取することで脂肪燃焼効果を高めることができます。

肉や乳製品を摂取しないヴィーガン、ベジタリアンの方は共役リノール酸の日々の摂取量が極端に低くなっているため、サプリメントとして摂取すると非常に効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

共役リノール酸は優先順位の高いサプリメントではありませんが、人によってはとても効果的なサプリメントですので、一度試してみてはいかがでしょうか。

特にヴィーガンやベジタリアンといった菜食を実践している方で疲労を感じやすくなったと感じている場合には、共役リノール酸やカルニチンが欠乏している場合があります。

体脂肪を効率よくエネルギーへ変換し、疲れ知らずでスリムな身体を作り上げましょう。